将棋のプロ(棋士と呼ぶ)は、将棋を指すことで生計を立てています。
それではこの棋士、実際にどのくらい儲かるものなのか。
また、対局料、給料、賞金額はどのくらいなのだろうか。
こういった疑問に対し、なるべく納得できるように根拠を交えながら解説したいと思います。
棋士のお給料について
将棋の棋士は、基本的には奨励会という育成期間を卒業することでなることができます。
プロ棋士になれるのは毎年4月と10月に2名ずつ、年間4名の棋士が誕生します。
そしてプロになると、お給料が発生します。
プロになったばかりの棋士の基本給は、一般的に300万円程度(推定)です。
勝ち星を重ね、順位戦のクラスを上げることで基本給は大幅にUPします。
それに加え、対局料(対局ごとに発生する賞金)があるので、プロ一年目の棋士でも活躍次第で1,000万円を超える可能性もある職業なのです。
竜王戦の優勝賞金は4,500万円
竜王戦は読売新聞社が主催する棋戦です。
竜王戦の優勝賞金は、将棋界で最高額の4,500万円となっています。
竜王戦は、決勝トーナメントの挑戦者決定三番勝負に進出すると、対局料が460万円もらえます。
三番勝負で敗北したとしても、対局料が1,380万円も獲得できるので夢のある棋戦と言えるでしょう。
名人戦の優勝賞金は3,000万円(推定)
名人戦は朝日新聞社と毎日新聞社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表なので一般には発表されていませんが、推定金額は3,000万円です。
王位戦の優勝賞金は1,400万円(推定)
王位戦は北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社、徳島新聞社、神戸新聞社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は1,400万円です。
叡王戦の優勝賞金は1,300万円(推定)
叡王戦は株式会社不二家が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は1,300万円です。
王座戦の優勝賞金は1,300万円(推定)
王座戦は日本経済新聞社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は1,300万円です。
棋王戦の優勝賞金は1000万円(推定)
棋王戦は株式会社共同通信社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は1,000万円です。
王将戦の優勝賞金は800万円(推定)
王将戦は毎日新聞社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は800万円です。
棋聖戦の優勝賞金は700万円(推定)
棋聖戦は産経新聞社が主催する棋戦です。
優勝賞金額は非公表ですが、推定金額は700万円です。