2023年5月23日、第36期竜王戦2組ランキング戦決勝が行われ、豊島将之九段が佐藤康光九段に勝利してランキング戦2組優勝を決めた。
対局は佐藤康光九段の先手番に決まり、戦型は先手向かい飛車の力戦系(図)となった。
図の☗6六角型が珍しく、この局面は公式戦で佐藤康光九段しか指しておらず8回目の採用となる(過去の成績は1勝6敗)。
序中盤は豊島九段の作戦勝ちとなり優位を築き、終盤は細い攻めを繋いで先手玉を寄せ切った。
この結果、豊島将之九段は竜王戦決勝トーナメントに2組優勝枠として出場することが決まった。
また、この対局に敗れた佐藤康光九段も2組2位の枠で決勝トーナメントに出場することができる。
豊島九段は準々決勝からの登場で、永瀬拓矢王座対木村一基九段戦の勝者と戦う。
佐藤康光九段は3回戦からの登場で、3組優勝の三浦弘行九段と戦う。