ゲーム

【将棋/ニュース】羽生善治九段が日本将棋連盟の新たな会長に就任予定

羽生善治九段(52)が日本将棋連盟の新会長に就任することが決定的となった。

現会長の佐藤康光九段は、2017年の2月に会長に谷川浩司九段に代わって就任し、今年で七年目を迎えていた。

日本将棋連盟の会長と言えば、誰の印象が強いだろうか。

佐藤康光、谷川浩司、米長邦雄、さらに時代を遡ると、羽生善治九段の師匠である二上達也九段も会長であった。

今回は、日本将棋連盟の歴代会長をまとめてみました。

日本将棋連盟の歴代会長職

現在の佐藤康光日本将棋連盟会長は16代目、就任期間は6年だった。

日本将棋連盟の会長職は、我が国の総理大臣とは違って就任期間は平均して長い。

歴代の日本将棋連盟の会長を表にしてまとめてみたのでご覧ください。

棋士名 年齢 就任期間
初代 木村義雄 42歳 1947年12月〜1948年3月
2代目 渡辺東一 42歳 1948年3月〜1953年5月
3代目 坂口允彦 42歳 1953年5月〜1955年3月
4代目 萩原淳 50歳 1955年3月〜1957年3月
5代目 加藤次郎 46歳 1957年3月〜1961年5月
6代目 原田泰夫 38歳 1961年5月〜1967年5月
7代目 坂口允彦(2) 58歳 1967年5月〜1969年5月
8代目 丸田祐三 50歳 1969年5月〜1973年5月
9代目 加藤治郎(2) 62歳 1973年5月〜1974年7月
10代目 塚田正夫 59歳 1974年7月〜1976年12月
11代目 大山康晴 53歳 1976年12月〜1989年5月
12代目 二上達也 57歳 1989年5月〜2003年5月
13代目 中原誠 55歳 2003年5月〜2005年5月
14代目 米長邦雄 61歳 2005年5月〜2012年12月
15代目 谷川浩司 50歳 2012年12月〜2017年2月
16代目 佐藤康光 47歳 2017年2月〜2023年某月
17代目 羽生善治(予定) 52歳 2023年某月

初代:木村義雄会長

日本将棋連盟の初代会長は、木村義雄十四世名人。

現在の公益社団法人日本将棋連盟は、1924年に東京将棋連盟として誕生し、1927年に日本将棋連盟、1936年に将棋大成会、そして1947年に再び日本将棋連盟と名称を変えて現在に至る。

記録上の就任期間はわずか4ヶ月で、後を渡辺東一八段に譲った。

11代目:大山康晴会長

タイトル獲得数80期、十五世名人

大山康晴会長の在任期間は12年半。これは歴代会長の中でも二上達也の14年に次いで二番目に長い記録である。

12代目:二上達也会長

タイトル獲得数5期

若手棋士、中堅棋士による大山会長への不満が高まり、中原誠の要請を受けて大山会長を最高顧問、二上達也九段が会長となる。

就任期間中、女流王位戦の創設、大山名人杯倉敷藤花戦の創設、タイトル戦への女流棋士枠の増設による女流棋士戦の活性化、国際将棋フォーラム開催による海外への将棋普及活動を行なった。

就任期間は14年間で、これは歴代最長である。

13代目:中原誠会長

タイトル獲得数64期、十六世名人(名人獲得通算15期)・永世十段・永世王位・名誉王座・永世棋聖。

二上達也会長の後を受け、2003年より会長職に就く。

就任期間は2年と1ヶ月。

2005年5月に米長邦雄に譲り、自身は副会長職に就く。

14代目:米長邦雄会長

タイトル獲得数19期、永世棋聖(棋聖獲得通算7期)。

就任期間は7年と8ヶ月で、これは大山康晴会長、二上達也会長に次ぐ3番目の長さである。

就任期間中の実績として、朝日新聞と毎日新聞による名人戦共催実現、瀬川晶司のプロ編入試験実現、日本女子プロ将棋協会(LPSA)の独立問題への対応などがある。

2012年12月死去。後任に谷川浩司九段が就任することになる。

15代目:谷川浩司会長

タイトル獲得数27期、十七世名人(名人獲得通算5期)。

前述の理由により2017年12月から会長職に就任する。

2017年、三浦弘行九段のカンニング事件の責任を取り会長職を退任。

就任期間は4年と3ヶ月だった。

16代目:佐藤康光会長

タイトル獲得数13期、永世棋聖(棋聖獲得通算6期)資格保持者。

前述した問題により、新たな会長として2017年の2月から就任した。

就任期間は2017年の2月から2023年までの6年間。

-ゲーム
-