みなさんこんにちは、編集部のさめはだです。
今回ご紹介します戦法は、プロ棋士の島本亮五段が考案した珍戦法「きんとうん戦法」です。
まずはこちらの図をご覧ください。
横歩取り模様の駒組みですが、☗7七金!と上がっているじゃありませんか。
...なにこれ?
ってなると思うんですよ。
みたことあります?
この手を見た対戦相手は「!?」って思います。
数秒考えた相手は、☖3三角と上がって飛車先の交換を拒否します。
まさかまさか、ここで相手も☖3三金!と上がってこられたらどうするの?(知るか)
☗7七金に続いて先手は☗7五歩と伸ばします。
かなり独創的な駒組みです。
続いて、☗2六飛〜☗7六飛とひねり飛車風に構えるのがこの戦法の骨子。
三段目に並んだ歩と7七の金を「雲」に見立てて、その上を動く飛車を「孫悟空」に見立てると、筋斗雲戦法の由来が見えてくる。
通常のひねり飛車を比べると、2五の歩が不要な駒となっていて損をしている感じがハンパない、が。横歩取りはイヤ!という人がいたら試してみてはいかがでしょうか。